子宮頸がんは、早期発見、早期治療ができる数少ないがんの一つです。20歳から30歳代の若年女性でも発症する可能性があり、性交渉の経験のある人であれば、20歳になったら1年に1回は子宮頸がん検診をお勧めします。
検診自体は数分で終わりますし、リラックスしていれば、痛みはほとんどありません。
子宮体がんの検査は、不正出血があったり、経膣超音波検査で異常がみられた際には特に必要となります。もちろん何も症状がなくても受けることは可能です。検査前に相談してどの検査を行うか決めましょう。
その他、検診には含まれませんが、経腟超音波検査があります。この検査は、内診だけではわからないような、子宮筋腫や卵巣腫瘍を発見することができます。
子宮がん検診は痛い?
性交渉の経験がある方であれば、強い痛みはないでしょう。リラックスして受診することが大切です。しかし、子宮内膜症やその他異常がある場合は、痛みを伴うこともあり、それによって診断の助けになることがあります。
子宮頸がん検査の場合、子宮の入り口は、触られる感じはあるものの、強い痛みを伴うことはありません。しかし、腟に器械を挿入する際に、力をいれすぎていたりすると痛みを伴う場合があります。
子宮体がん検査は、子宮頸がん検査に比べると、多少痛みを伴います。
費用はどのくらい?
子宮頸がん検診は長崎市に住民票のある女性は2年度に1回自治体からの補助を受ける事ができます。ご年齢にもよりますが、無料~1,000円でうけることができます。(子宮体がんを併せると無料~1,700円でうけることができます)。保険適応される場合は初診料または再診料が別途かかりますが、3割負担の方の場合、約1,100円(子宮体がん検診を併せると約2600円)程度でうけることができます。