子宮頸がんワクチンは定期接種が認められているワクチンで対象年齢の女性は公費で接種することができます。
対象学年1 小学6年生~高校1年生に相当する年齢の女性
対象学年2 キャッチアップ接種 平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性
(ただしキャッチアップ接種は令和7年3月31日までで 公費接種終了)
子宮頸がんワクチン**は、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる子宮頸がんの予防に効果的なワクチンです。HPVは性行為を通じて感染し、多くの女性が生涯に一度は感染する非常に一般的なウイルスです。このウイルスが長期間体内に残ると、一部のタイプが子宮頸がんやその他の関連するがんを引き起こすことがあります。
ワクチンの効果 子宮頸がんワクチンは、高リスクのHPVタイプに対する免疫を高めて、感染を予防することで子宮頸がんの発症リスクを大幅に減少させます。特に、ワクチン接種は若い年代で受けることで最大の効果を発揮します。
推奨される接種時期 ワクチンは通常、9歳から14歳の間に接種することが推奨されていますが、15歳以上の女性や成人女性でも接種は有効です。20歳以上の女性は定期的な子宮頸がん検診と併せて受けることで、さらに予防効果が高まります。
安全性と副反応 子宮頸がんワクチンは、世界中で何百万人もの人々に接種されており、その安全性と有効性が多数の研究で確認されています。副反応としては、注射部位の痛みや腫れ、一時的な発熱などがありますが、これらは一般的に軽度で短期間に収まります。
ワクチンの種類 現在、日本では「ガーダシル」と「サーバリックス」「シルガード9」の3種類のワクチンが利用可能です。昨年度から定期接種としても接種可能になった「シルガード9」を推奨しています。
「シルガード9」は9歳以上15歳未満は2回接種 (初回接種+6~12か月後)
15歳以上は3回接種(初回+2か月後+6か月後)が必要です。